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涼思
英語詩訳(意訳)
来客が去りゆき欄干の高さまで波は満ちたりて平らかになり、
蝉の声もやみ、冷たい露がもろもろの枝に重くしだれかかる。
ものの寂びゆくこの季節を迎え、胸の思いは果てしなく、
柱に身をもたせかけたまゝ、ひとり過ぎゆく日を眺める。
北斗七星は去りにし春のようにはるか遠くへ離れ去り、
江南の地からの便りを載せた使者はなかなか届かない。
涯てしない世界の果てで、夢占いにすがる日々が続き、
どこか遠くで誰かが新しい友を得たのではないかと、
せつない疑念の幻影にひとり心を痛めているのだ。
蝉の声もやみ、冷たい露がもろもろの枝に重くしだれかかる。
ものの寂びゆくこの季節を迎え、胸の思いは果てしなく、
柱に身をもたせかけたまゝ、ひとり過ぎゆく日を眺める。
北斗七星は去りにし春のようにはるか遠くへ離れ去り、
江南の地からの便りを載せた使者はなかなか届かない。
涯てしない世界の果てで、夢占いにすがる日々が続き、
どこか遠くで誰かが新しい友を得たのではないかと、
せつない疑念の幻影にひとり心を痛めているのだ。
原文・ピンイン
客去波平檻,蟬休露滿枝。
永懷當此節,倚立自移時。
北斗兼春遠,南陵寓使遲。
天涯佔夢數,疑誤有新知。
永懷當此節,倚立自移時。
北斗兼春遠,南陵寓使遲。
天涯佔夢數,疑誤有新知。
文献直訳
客去りて波は欄に平らかにし、蟬休みて露は枝に満つ。永く懐ふは此の節に当り、倚り立って自ら時を移す。北斗は春を兼ねて遠く、南陵の寓使は遅し。天涯に夢を占むること数々、疑はくは新たに知る有りと誤るかと。