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感遇 其七
英語詩訳(意訳)
江南の沃野に朱き橘の立ちて、厳冬の霜雪にも緑の枝を垂る。
南国の暖気にのみ養われしにあらず、ひとへに厳寒に耐ゆる心を抱けばなり。
高貴なる賓客に献ずるにふさわしきも、幾重の山河に阻まれ遠ざかる。
人の世の浮沈はただ巡り合わせのみ、宇宙の循環は推し量る術なし。
人は徒らに春の桃李を愛でるが、この木とて深き陰をなさぬものか。
南国の暖気にのみ養われしにあらず、ひとへに厳寒に耐ゆる心を抱けばなり。
高貴なる賓客に献ずるにふさわしきも、幾重の山河に阻まれ遠ざかる。
人の世の浮沈はただ巡り合わせのみ、宇宙の循環は推し量る術なし。
人は徒らに春の桃李を愛でるが、この木とて深き陰をなさぬものか。
原文・ピンイン
江南有丹橘,經冬猶綠林。
豈伊地氣暖,自有歲寒心。
可以薦嘉客,奈何阻重深。
運命唯所遇,循環不可尋。
徒言樹桃李,此木豈無陰。
豈伊地氣暖,自有歲寒心。
可以薦嘉客,奈何阻重深。
運命唯所遇,循環不可尋。
徒言樹桃李,此木豈無陰。
文献直訳
江南に丹橘あり、冬を経て猶ほ緑林。豈に伊くんぞ地気暖かならんや、自ら歳寒の心有り。以て嘉客に薦つべし、奈何ぞ重深に阻まるる。運命は唯た遇する所、循環して尋ぬ可からず。徒らに桃李を樹うと言ふ、此の木豈に陰無からんや。