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長相思 其一
英語詩訳(意訳)
尽きせぬ想いが長安より響く、
黄金の井戸辺で秋の蟋蟀が鳴く。
微かに降りた霜が竹敷を寒々と冷やし、
寂しげな灯火が揺れて胸の思いが断たれる。
簾を巻き上げ月を仰いでも空しいため息、
花のごとき美人はるか雲の彼方に隔たれり。
頭上には果てしなく青く澄みわたる大空、
足もとには緑の波濤がうねり狂う。
天は遠く路は険しく、さまよう魂は苦しみ、
夢の魂さえも険しい関山を越えて届かない。
尽きせぬ想いが、心と魂を切り裂く。
黄金の井戸辺で秋の蟋蟀が鳴く。
微かに降りた霜が竹敷を寒々と冷やし、
寂しげな灯火が揺れて胸の思いが断たれる。
簾を巻き上げ月を仰いでも空しいため息、
花のごとき美人はるか雲の彼方に隔たれり。
頭上には果てしなく青く澄みわたる大空、
足もとには緑の波濤がうねり狂う。
天は遠く路は険しく、さまよう魂は苦しみ、
夢の魂さえも険しい関山を越えて届かない。
尽きせぬ想いが、心と魂を切り裂く。
原文・ピンイン
長相思,在長安,絡緯秋啼金井欄。
微霜淒淒簟色寒,孤燈不明思欲絕。
卷帷望月空長歎,美人如花隔雲端。
上有青冥之長天,下有綠水之波瀾。
天長路遠魂飛苦,夢魂不到關山難。
長相思,摧心肝。
微霜淒淒簟色寒,孤燈不明思欲絕。
卷帷望月空長歎,美人如花隔雲端。
上有青冥之長天,下有綠水之波瀾。
天長路遠魂飛苦,夢魂不到關山難。
長相思,摧心肝。
文献直訳
限りなき想い、長安にあり、
絡緯(きりぎりす)秋に啼く金井の欄(おばり)のほとり。
微霜は凄々として簟の色は寒く、
孤燈は明らかならずして想いは絶えなんと欲す。
帷を捲きて月を望めば空しく長歎し、
美人は花の如く雲端に隔つ。
上には青冥の長天あり、
下には緑水の波瀾あり。
天長く路遠くして魂の飛ぶこと苦しく、
夢魂到らず、関山難し。
限りなき想い、心肝を摧く。
絡緯(きりぎりす)秋に啼く金井の欄(おばり)のほとり。
微霜は凄々として簟の色は寒く、
孤燈は明らかならずして想いは絶えなんと欲す。
帷を捲きて月を望めば空しく長歎し、
美人は花の如く雲端に隔つ。
上には青冥の長天あり、
下には緑水の波瀾あり。
天長く路遠くして魂の飛ぶこと苦しく、
夢魂到らず、関山難し。
限りなき想い、心肝を摧く。