ブックマーク
To bookmark this poem:
Press Ctrl + D (Windows) or ⌘ + D (Mac).
Press Ctrl + D (Windows) or ⌘ + D (Mac).
宿府
英語詩訳(意訳)
清秋の幕府には庭の梧桐も凍てつき、
江城の独り寝に蝋燭の芯も尽き果てる。
長き夜に響く角笛は悲しげに独りつぶやき、
中天の月はいと美しくとも誰がこれを眺めよう。
戦乱の塵のなか年月は流れ音信は絶え絶えになり、
荒涼たる国境の関所では旅路の苦難が重なる。
寄る辺なき漂泊の十年を私はすでに耐え忍び、
いまや強いて一枝の安らぎに身を寄せようとする。
江城の独り寝に蝋燭の芯も尽き果てる。
長き夜に響く角笛は悲しげに独りつぶやき、
中天の月はいと美しくとも誰がこれを眺めよう。
戦乱の塵のなか年月は流れ音信は絶え絶えになり、
荒涼たる国境の関所では旅路の苦難が重なる。
寄る辺なき漂泊の十年を私はすでに耐え忍び、
いまや強いて一枝の安らぎに身を寄せようとする。
原文・ピンイン
清秋幕府井梧寒,獨宿江城蠟炬殘。
永夜角聲悲自語,中天月色好誰看。
風塵荏苒音書絕,關塞蕭條行路難。
已忍伶俜十年事,強移棲息一枝安。
永夜角聲悲自語,中天月色好誰看。
風塵荏苒音書絕,關塞蕭條行路難。
已忍伶俜十年事,強移棲息一枝安。
文献直訳
清らかな秋の幕府に井戸の梧桐の葉が寒々としかかり、独り江城に宿れば蝋燭の灯火も尽きかかる。
果てしない夜の角笛の声は悲しげに独り語りし、中天の月の光は美しいが誰がこれを看るのか。
風塵は遷り変わりて音信は絶え、関塞は蕭条として行く路は難い。
すでに耐え忍んだ寄る辺なき十年の事ども、強いて棲息の場所を一枝の安らぎに求める。
果てしない夜の角笛の声は悲しげに独り語りし、中天の月の光は美しいが誰がこれを看るのか。
風塵は遷り変わりて音信は絶え、関塞は蕭条として行く路は難い。
すでに耐え忍んだ寄る辺なき十年の事ども、強いて棲息の場所を一枝の安らぎに求める。