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望月懐遠
英語詩訳(意訳)
大海原より気高い月が昇りいで
果てしない水平線もこの一刻を分かち合う。
遠く離れし者たちは長き夜の更くるを恨めしがり
夜通し起き伏して胸に募る思慕を抑えられない。
灯火を消せば部屋にあふるる月の光に心奪われ
衣を肩にかけて出でれば、冷ややかな夜露が身にしみる。
すくい取って手折り、あの人へ贈ることも叶わぬゆえ
ふたたび床へと就き、せめて夢の中で逢瀬を願おう。
果てしない水平線もこの一刻を分かち合う。
遠く離れし者たちは長き夜の更くるを恨めしがり
夜通し起き伏して胸に募る思慕を抑えられない。
灯火を消せば部屋にあふるる月の光に心奪われ
衣を肩にかけて出でれば、冷ややかな夜露が身にしみる。
すくい取って手折り、あの人へ贈ることも叶わぬゆえ
ふたたび床へと就き、せめて夢の中で逢瀬を願おう。
原文・ピンイン
海上生明月,天涯共此時。
情人怨遙夜,竟夕起相思。
滅燭憐光滿,披衣覺露滋。
不堪盈手贈,還寢夢佳期。
情人怨遙夜,竟夕起相思。
滅燭憐光滿,披衣覺露滋。
不堪盈手贈,還寢夢佳期。
文献直訳
海上に明月生じ、天涯此の時を共にする。
情人は遙夜を怨み、竟夕(きょうせき)相思を起こす。
燭を滅して光の満つるを怜(あわれ)み、衣を披(はお)って露の滋(しげ)きを覚ゆ。
盈手(えいしゅ)して贈るに堪えず、還って寝ねて佳期を夢む。
情人は遙夜を怨み、竟夕(きょうせき)相思を起こす。
燭を滅して光の満つるを怜(あわれ)み、衣を披(はお)って露の滋(しげ)きを覚ゆ。
盈手(えいしゅ)して贈るに堪えず、還って寝ねて佳期を夢む。