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詠懐古跡 其三
英語詩訳(意訳)
万の山並みが荒々しく荊門へとなだれ込み、
彼女が育った村の名は今も昔のままに残る。
宮廷を去り北方の砂漠へと連なる旅路、
ひとり青塚のみが黄昏の光の中に佇む。
画図は春風のような美貌を見出すこともなく、
玉の飾りの響きも月夜の霊魂を呼び戻せない。
千年の間、琵琶は異郷の調べを奏で続け、
その弦は今も言葉なき怨恨をかき鳴らす。
彼女が育った村の名は今も昔のままに残る。
宮廷を去り北方の砂漠へと連なる旅路、
ひとり青塚のみが黄昏の光の中に佇む。
画図は春風のような美貌を見出すこともなく、
玉の飾りの響きも月夜の霊魂を呼び戻せない。
千年の間、琵琶は異郷の調べを奏で続け、
その弦は今も言葉なき怨恨をかき鳴らす。
原文・ピンイン
羣山萬壑赴荊門,生長明妃尚有村。
一去紫臺連朔漠,獨留青塚向黃昏。
畫圖省識春風面,環佩空歸月夜魂。
千載琵琶作胡語,分明怨恨曲中論。
一去紫臺連朔漠,獨留青塚向黃昏。
畫圖省識春風面,環佩空歸月夜魂。
千載琵琶作胡語,分明怨恨曲中論。
文献直訳
群山と万の渓谷が荊門へと走り、生長した明妃には今なお村がある。ひとたび紫台を去って朔漠に通じ、独り青塚を残して黄昏に向かう。画図は省みて春風の面を識らず、環佩は空しく月夜の魂を返す。千載の琵琶は胡語を作り、分明に怨恨の曲中に論ぜらる。