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関山月
英語詩訳(意訳)
天山の嶺より出でし明月は 渺茫たる雲海に浮かびて漂う
万里を越えくる冷たき風は 玉門の関門を吹き抜けてゆく
漢軍が下りし白登の旧道より 胡の騎馬兵は青海湾をのぞき見る
いにしえより血を流すこの戦場にて 生きて還りし者はひとりもいない
国境を守る兵士は果てしない空を仰ぎ 故郷への思いにその顔を曇らせる
秋の夜 遠き都の高楼に佇む妻は 明けるまで絶え間なく嘆息をもらす
万里を越えくる冷たき風は 玉門の関門を吹き抜けてゆく
漢軍が下りし白登の旧道より 胡の騎馬兵は青海湾をのぞき見る
いにしえより血を流すこの戦場にて 生きて還りし者はひとりもいない
国境を守る兵士は果てしない空を仰ぎ 故郷への思いにその顔を曇らせる
秋の夜 遠き都の高楼に佇む妻は 明けるまで絶え間なく嘆息をもらす
原文・ピンイン
明月出天山,蒼茫雲海間。
長風幾萬裏,吹度玉門關。
漢下白登道,胡窺青海灣。
由來徵戰地,不見有人還。
[戍]客望邊色,思歸多苦顏。
高樓當此夜,歎息未應閑。
長風幾萬裏,吹度玉門關。
漢下白登道,胡窺青海灣。
由來徵戰地,不見有人還。
[戍]客望邊色,思歸多苦顏。
高樓當此夜,歎息未應閑。
文献直訳
明月は天山より出で、蒼茫たる雲海の間にあり。
長風幾万里、吹き渡る玉門関。
漢は下る白登の道、胡は窺う青海湾。
由来徴戦の地、人の還るを見ず。
戍客は辺色を望み、帰るを思いて苦顔多し。
高楼この夜に当り、歎息未だ閑ならず。
長風幾万里、吹き渡る玉門関。
漢は下る白登の道、胡は窺う青海湾。
由来徴戦の地、人の還るを見ず。
戍客は辺色を望み、帰るを思いて苦顔多し。
高楼この夜に当り、歎息未だ閑ならず。