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春宮怨
英語詩訳(意訳)
若き日の美貌にあざむかれたと、いま気づき
鏡に向かう気力もなく、おしろいをとる手も怠い。
聖恩は顔かたちだけで得るものではないという、
ならばこの身をどう化粧し、誰がために飾ればよいのか。
あたたかな風に鳥のさえずりは細かく砕け散り
日は高く昇って、花の影幾重にも重なり合う。
年ごとに越の渓の娘らは、摘みあう芙蓉の花に
かつての夢を重ねては、遠いあの日を想い出す。
鏡に向かう気力もなく、おしろいをとる手も怠い。
聖恩は顔かたちだけで得るものではないという、
ならばこの身をどう化粧し、誰がために飾ればよいのか。
あたたかな風に鳥のさえずりは細かく砕け散り
日は高く昇って、花の影幾重にも重なり合う。
年ごとに越の渓の娘らは、摘みあう芙蓉の花に
かつての夢を重ねては、遠いあの日を想い出す。
原文・ピンイン
早被嬋娟誤,欲妝臨鏡慵。
承恩不在貌,教妾若爲容。
風暖鳥聲碎,日高花影重。
年年越溪女,相憶採芙蓉。
承恩不在貌,教妾若爲容。
風暖鳥聲碎,日高花影重。
年年越溪女,相憶採芙蓉。
文献直訳
早く嬋娟に誤られ、粧いを欲して鏡に臨みても慵し。
恩を承くるは貌に在らず、妾に教ふ如何にしてか容を為さん。
風は暖かにして鳥声砕け、日は高くして花影重なりぬ。
年年越渓の女、相思いつづりて芙蓉を採る。
恩を承くるは貌に在らず、妾に教ふ如何にしてか容を為さん。
風は暖かにして鳥声砕け、日は高くして花影重なりぬ。
年年越渓の女、相思いつづりて芙蓉を採る。