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杏花天
英語詩訳(意訳)
緑の柳条が低く鴛鴦の浦を拂い
かつて桃葉が渡しの船を呼んだ岸辺を偲ぶ
愁いの眼差しを春風に託しつつ出発を待ちながら
彩られた櫂にもたれてしばし立ち止まる
金陵の路よ
鴬は歌い燕は舞い踊る
潮の満ち引きこそ人間の最大の苦しみを知るもの
岸辺の芳草は深く暮れゆく中帰り果てず
日も暮れて再び舟を移し
私はどこへ向かえばよいのだろうか
かつて桃葉が渡しの船を呼んだ岸辺を偲ぶ
愁いの眼差しを春風に託しつつ出発を待ちながら
彩られた櫂にもたれてしばし立ち止まる
金陵の路よ
鴬は歌い燕は舞い踊る
潮の満ち引きこそ人間の最大の苦しみを知るもの
岸辺の芳草は深く暮れゆく中帰り果てず
日も暮れて再び舟を移し
私はどこへ向かえばよいのだろうか
原文・ピンイン
綠絲低拂鴛鴦浦。
想桃葉、當時喚渡。
又將愁眼與春風,待去。
倚蘭橈、更少駐。
金陵路。
鶯吟燕舞。
算潮水、知人最苦。
滿汀芳草不成歸,日暮。
更移舟、向甚處。
想桃葉、當時喚渡。
又將愁眼與春風,待去。
倚蘭橈、更少駐。
金陵路。
鶯吟燕舞。
算潮水、知人最苦。
滿汀芳草不成歸,日暮。
更移舟、向甚處。
文献直訳
緑色の糸状の柳が低く鴛鴦浦を拂ふ。
桃葉を想ふ、當時渡頭を呼びしことを。
又愁ひの目を春風と取り、行くを待つ。
蘭の橈に寄りて、更に少し駐まる。
金陵の路。
鴬は吟じ燕は舞ふ。
潮水を算ずれば、人の最も苦しむを知る。
汀に満つる芳草帰りあたはず、日暮る。
更に舟を移し、何をくの所に向かふや。
桃葉を想ふ、當時渡頭を呼びしことを。
又愁ひの目を春風と取り、行くを待つ。
蘭の橈に寄りて、更に少し駐まる。
金陵の路。
鴬は吟じ燕は舞ふ。
潮水を算ずれば、人の最も苦しむを知る。
汀に満つる芳草帰りあたはず、日暮る。
更に舟を移し、何をくの所に向かふや。