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思遠人
英語詩訳(意訳)
紅葉黄花秋意深し
千里離れたる旅人を念ふ
飛雲過ぎ去り雁の便りも絶え
いづこの空へ手紙を送るべき
窓辺に垂るる涙は止まず
急ぎ硯に向かひて墨ををする
別離の恨みを書きつづり
想ひの極みに達すれば
紅の箋紙も涙に濡れて色あせぬ
千里離れたる旅人を念ふ
飛雲過ぎ去り雁の便りも絶え
いづこの空へ手紙を送るべき
窓辺に垂るる涙は止まず
急ぎ硯に向かひて墨ををする
別離の恨みを書きつづり
想ひの極みに達すれば
紅の箋紙も涙に濡れて色あせぬ
原文・ピンイン
紅葉黃花秋意晚,千里念行客。
飛雲過盡,歸鴻無信,何處寄書得。
淚彈不盡臨窗滴。
就硯旋研墨。
漸寫到別來,此情深處,紅箋爲無色。
飛雲過盡,歸鴻無信,何處寄書得。
淚彈不盡臨窗滴。
就硯旋研墨。
漸寫到別來,此情深處,紅箋爲無色。
文献直訳
紅葉と黄花に秋の気配は深く、千里のかなた旅人を思う。
飛雲はすべて過ぎ去り、帰雁に便りもなく、いずこに書信を寄せるを得ん。
涙は弾けども尽きず窓辺に滴り、
硯に向かって旋(すみやか)に墨を研ぐ。
しだいに書き進め、別れてよりこの情の最も深きに至り、紅箋もために色なし。
飛雲はすべて過ぎ去り、帰雁に便りもなく、いずこに書信を寄せるを得ん。
涙は弾けども尽きず窓辺に滴り、
硯に向かって旋(すみやか)に墨を研ぐ。
しだいに書き進め、別れてよりこの情の最も深きに至り、紅箋もために色なし。