ブックマーク
To bookmark this poem:
Press Ctrl + D (Windows) or ⌘ + D (Mac).
Press Ctrl + D (Windows) or ⌘ + D (Mac).
阮郎帰
英語詩訳(意訳)
過ぎし日の香も白粉も昔のままに残りて、
人の心のみは物に劣りて移りゆく。
春のうちはまだ幾行かの手紙も届きしが、
秋の訪れとともに音信はますます絶えがちになる。
布団の鳳凰は冷え、対の鴛鴦の枕は孤独に沈み、
憂いに悶える腸を酒のみがほぐす。
夢のなかの魂さえたとえありてもむなしく消え失せ、
ああ、夢さえも見えぬこの絶望にどうして耐えられよう。
人の心のみは物に劣りて移りゆく。
春のうちはまだ幾行かの手紙も届きしが、
秋の訪れとともに音信はますます絶えがちになる。
布団の鳳凰は冷え、対の鴛鴦の枕は孤独に沈み、
憂いに悶える腸を酒のみがほぐす。
夢のなかの魂さえたとえありてもむなしく消え失せ、
ああ、夢さえも見えぬこの絶望にどうして耐えられよう。
原文・ピンイン
舊香殘粉似當初。
人情恨不如。
一春猶有數行書。
秋來書更疏。
衾鳳冷,枕鴛孤。
愁腸待酒舒。
夢魂縱有也成虛。
那堪和夢無。
人情恨不如。
一春猶有數行書。
秋來書更疏。
衾鳳冷,枕鴛孤。
愁腸待酒舒。
夢魂縱有也成虛。
那堪和夢無。
文献直訳
旧き香と残る白粉は当初の如く、
人情は恨むらくは(物に)如かず。
一春なお数行の書有り、
秋来たりて書さらに疎なり。
衾の鳳凰は冷え、枕の鴛鴦は孤り、
愁う腸は酒の解きぐるのを待つ。
夢魂は縦い有るもまた虚しと成り、
何くんぞ堪えん、夢を和するすら無きに於いてや。
人情は恨むらくは(物に)如かず。
一春なお数行の書有り、
秋来たりて書さらに疎なり。
衾の鳳凰は冷え、枕の鴛鴦は孤り、
愁う腸は酒の解きぐるのを待つ。
夢魂は縦い有るもまた虚しと成り、
何くんぞ堪えん、夢を和するすら無きに於いてや。