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蝶恋花・独倚危楼風細細
英語詩訳(意訳)
独り高楼に倚れば細やかな風が吹き抜け、
別れの悲しみに瞳を凝らせば、
昏々と暮れゆく空の果てに寂寥が立ち込める。
夕映えの中に草の色も山の光も褪せゆくとき、
欄干に寄り添うこの胸の思いを誰が理解できようか。
いっそ狂気のごとく酒に溺れようとも企てたが、
盃を前に歌を重ね、無理に飲み干せど味わいはない。
衣の帯がゆるやかに緩もうとも少しも後悔はしない、
ましてや面影が人の身をここまでやつれさせるのなら。
別れの悲しみに瞳を凝らせば、
昏々と暮れゆく空の果てに寂寥が立ち込める。
夕映えの中に草の色も山の光も褪せゆくとき、
欄干に寄り添うこの胸の思いを誰が理解できようか。
いっそ狂気のごとく酒に溺れようとも企てたが、
盃を前に歌を重ね、無理に飲み干せど味わいはない。
衣の帯がゆるやかに緩もうとも少しも後悔はしない、
ましてや面影が人の身をここまでやつれさせるのなら。
原文・ピンイン
獨倚危樓風細細。
望極離愁,黯黯生天際。
草色山光殘照裏。
無人會得憑闌意。
也擬疏狂圖一醉。
對酒當歌,強飲還無味。
衣帶漸寬都不悔。
況伊銷得人憔悴。
望極離愁,黯黯生天際。
草色山光殘照裏。
無人會得憑闌意。
也擬疏狂圖一醉。
對酒當歌,強飲還無味。
衣帶漸寬都不悔。
況伊銷得人憔悴。
文献直訳
独り倚る危楼に風細細たり。
望み極む離愁、黯黯として天際涯より生ず。
草の色山の光残照の裏。
人会得せず闌を憑くの意を。
亦た疏狂を図り一酔を企つ。
酒に対ひ歌に当り、強いて飲めども還た味無し。
衣帯漸く緩くするも都て悔いず。
況や伊の人の憔悴せるを銷するをや。
望み極む離愁、黯黯として天際涯より生ず。
草の色山の光残照の裏。
人会得せず闌を憑くの意を。
亦た疏狂を図り一酔を企つ。
酒に対ひ歌に当り、強いて飲めども還た味無し。
衣帯漸く緩くするも都て悔いず。
況や伊の人の憔悴せるを銷するをや。