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蝶恋花・月皎驚烏棲不定
英語詩訳(意訳)
冴えわたる月が烏を驚かせ、ねぐらを定められぬ夜のしじま、
更くる夜の水時計は尽きかけ、井戸の轆轤が音を立てる。
まどろみから覚めたひとみの、なんと澄み澄みとして美しいことよ、
あふれる涙は赤い棉の枕を濡らし、冷え冷えとせまる。
手を取り合えば、霜を伴う風がふたりの鬢の毛を吹き乱し、
去り難い思いにためらい、別れの言葉は悲しみのあまり聞き取りがたい。
楼の欄干の向こうに北斗七星の柄が横たわり、
露は凍てつき、人は遠く離れ、遠くの鶏が互いに鳴き交わす。
更くる夜の水時計は尽きかけ、井戸の轆轤が音を立てる。
まどろみから覚めたひとみの、なんと澄み澄みとして美しいことよ、
あふれる涙は赤い棉の枕を濡らし、冷え冷えとせまる。
手を取り合えば、霜を伴う風がふたりの鬢の毛を吹き乱し、
去り難い思いにためらい、別れの言葉は悲しみのあまり聞き取りがたい。
楼の欄干の向こうに北斗七星の柄が横たわり、
露は凍てつき、人は遠く離れ、遠くの鶏が互いに鳴き交わす。
原文・ピンイン
月皎驚烏棲不定。
更漏將殘,轆,牽金井。
喚起兩眸清炯炯。
淚花落枕紅棉泠。
執手霜風吹鬢影。
去意徊徨,別語愁難聽。
樓上闌干橫斗柄。
露寒人遠雞相應。
更漏將殘,轆,牽金井。
喚起兩眸清炯炯。
淚花落枕紅棉泠。
執手霜風吹鬢影。
去意徊徨,別語愁難聽。
樓上闌干橫斗柄。
露寒人遠雞相應。
文献直訳
月は皎として烏を驚かして棲むこと定まらず。
更漏将に残らんとし、轆轤、金井を牽く。
喚起す両眸清炯炯。
涙花枕に落ちて紅棉冷たし。
手を執れば霜風鬢影を吹く。
去意徊徨し、別語愁にして聴き難し。
楼上欄干斗柄を横たふ。
露寒く人遠く鶏相応ず。
更漏将に残らんとし、轆轤、金井を牽く。
喚起す両眸清炯炯。
涙花枕に落ちて紅棉冷たし。
手を執れば霜風鬢影を吹く。
去意徊徨し、別語愁にして聴き難し。
楼上欄干斗柄を横たふ。
露寒く人遠く鶏相応ず。