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清平樂・紅箋小字
英語詩訳(意訳)
紅き箋紙の小波の文字、/胸の深奥(おもい)を余さず吐露し。/雁は雲を飛ばず魚は水底に沈み、/手紙の届かぬ焦燥に身を焦がす。/傾く夕日を受けひとり西楼に依れば、/遠山の連なりがすだれの鉤に鮮やかに映える。/あの人の面影はいずこへ消え去ったのか、/緑の波は昔のままに東へと流れてゆくばかり。
原文・ピンイン
紅箋小字。
說盡平生意。
鴻雁在雲魚在水。
惆悵此情難寄。
斜陽獨倚西樓。
遙山恰對簾鉤。
人面不知何處,綠波依舊東流。
說盡平生意。
鴻雁在雲魚在水。
惆悵此情難寄。
斜陽獨倚西樓。
遙山恰對簾鉤。
人面不知何處,綠波依舊東流。
文献直訳
紅い箋の小さな字は、/平生の思いを言い尽くした。/鴻雁は雲にあり魚は水にあり、/この情を寄するは難くして惆悵す。/斜陽に独り西楼に寄り、/遥かなる山は恰も簾鉤に対す。/人の顔は知らず何れの処にかある、/緑波は旧に依りて東に流る。