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霜天暁角・晩晴風歇
英語詩訳(意訳)
夕映えに晴れて荒ぶる風も止み、
ひと夜で春の烈しき気宇も和らぎぬ。
淡き空の下、まばらな花に雲が行き来し、
幾重の枝には雪が白々と残る。
あまりの美しさに息を呑むほどだが、
湧き上がる憂愁もまた格別である。
この切なさをいったい誰に語ろうか。
ただ低い空をわたる雁の列だけが、
月影の差す高楼に寄り添うわが身を知る。
ひと夜で春の烈しき気宇も和らぎぬ。
淡き空の下、まばらな花に雲が行き来し、
幾重の枝には雪が白々と残る。
あまりの美しさに息を呑むほどだが、
湧き上がる憂愁もまた格別である。
この切なさをいったい誰に語ろうか。
ただ低い空をわたる雁の列だけが、
月影の差す高楼に寄り添うわが身を知る。
原文・ピンイン
晚晴風歇。
一夜春折威。
脈脈花疏天淡,雲來去、數枝雪。
勝絕。
愁亦絕。
此情誰共說。
惟有兩行低雁,知人倚、畫樓月。
一夜春折威。
脈脈花疏天淡,雲來去、數枝雪。
勝絕。
愁亦絕。
此情誰共說。
惟有兩行低雁,知人倚、畫樓月。
文献直訳
夕暮れに晴れ風は止み、一夜にして春はその勢いを折る。脈々として花はまばらで空は淡く、雲は来たりて去り、数枝の雪。勝絶なり。愁いもまた絶品なり。この情を誰と共に説かん。ただ二行の低き雁の、人の画楼の月に寄り倚るを知る有るのみ。