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玉楼春・春風只在園西畔
英語詩訳(意訳)
春風そよそよと西の園に吹きすぎゆき、
繁る薺の花に蝶は狂ほしく舞ひ乱る。
氷解けた池は朝陽を映して空しく緑をたたへ、
香る小径には散り敷く紅の花びらが途切れる。
断ちがたき想いは長く、むなしく蜘蛛の糸の短きを恨み、
一日中偲び暮らせば、衣の帯も自然と緩んでゆく。
宝奩の明月は決してまことを違たがえはしない――
明日あなたが帰ってきたなら、どうかこの痩せ衰えた我が姿を御覧なさい。
繁る薺の花に蝶は狂ほしく舞ひ乱る。
氷解けた池は朝陽を映して空しく緑をたたへ、
香る小径には散り敷く紅の花びらが途切れる。
断ちがたき想いは長く、むなしく蜘蛛の糸の短きを恨み、
一日中偲び暮らせば、衣の帯も自然と緩んでゆく。
宝奩の明月は決してまことを違たがえはしない――
明日あなたが帰ってきたなら、どうかこの痩せ衰えた我が姿を御覧なさい。
原文・ピンイン
春風只在園西畔。
薺菜花繁胡蝶亂。
冰池晴綠照還空,香徑落紅吹已斷。
意長翻恨遊絲短。
盡日相思羅帶緩。
寶奩明月不欺人,明日歸來君試看。
薺菜花繁胡蝶亂。
冰池晴綠照還空,香徑落紅吹已斷。
意長翻恨遊絲短。
盡日相思羅帶緩。
寶奩明月不欺人,明日歸來君試看。
文献直訳
春風はただ園の西畔にのみあり。薺菜の花は繁く胡蝶は乱る。氷池の晴緑は照らされて還た空しく、香径の落紅は吹きられて既に断つ。意は長くはかえって恨む遊絲の短きを。終日相思いて羅帯は緩む。宝奩の明月は人を欺かず、明日帰り来たらば君試みに看よ。