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鷓鴣天
英語詩訳(意訳)
名残の紅の一点いよいよ尽き果てんとするとき、
俄かに秋の冷気が絵屏風と帳のとばりに満ちわたる。
梧桐の葉に落ちる夜半三更の冷たい雨、
その一葉一葉の滴りが、すべて別れの音と響く。
かつては二人で宝瑟を調え、香炉の金猊をいじり、
寄り添って鷓鴣天の詞を口ずさんだものであった。
いまや風雨吹きすさぶ西楼の夜、
清らかな歌声がなくとも、ただ雨音だけで涙が流れ落ちる。
俄かに秋の冷気が絵屏風と帳のとばりに満ちわたる。
梧桐の葉に落ちる夜半三更の冷たい雨、
その一葉一葉の滴りが、すべて別れの音と響く。
かつては二人で宝瑟を調え、香炉の金猊をいじり、
寄り添って鷓鴣天の詞を口ずさんだものであった。
いまや風雨吹きすさぶ西楼の夜、
清らかな歌声がなくとも、ただ雨音だけで涙が流れ落ちる。
原文・ピンイン
一點殘紅欲盡時。
乍涼秋氣滿屏幃。
梧桐葉上三更雨,葉葉聲聲是別離。
調寶瑟,撥金猊。
那時同唱鷓鴣詞。
如今風雨西樓夜,不聽清歌也淚垂。
乍涼秋氣滿屏幃。
梧桐葉上三更雨,葉葉聲聲是別離。
調寶瑟,撥金猊。
那時同唱鷓鴣詞。
如今風雨西樓夜,不聽清歌也淚垂。
文献直訳
一点の残紅尽きんと欲する時、乍ち涼しき秋気屏幃に満つ。梧桐の葉上の三更の雨、葉葉声声は別離なり。宝瑟を調へ、金猊を撥づ。その時同じく鷓鴣の詞を唱ふ。如今風雨西楼の夜、清歌を聴かずとも涙垂る。