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鷓鴣天・池上紅衣伴倚闌
英語詩訳(意訳)
蓮池のほとり赤き衣(ころも)の紅蓮(はす)は寄り添い欄干に寄りかかり、
ねぐらへ急ぐ鴉の群れは傾く夕陽をまとって帰っていく。
わかに過ぐる雨は暗雲を散らし、まばらな桐の葉がらはらはらと落ち、
昇る月影が涼味をもたらすと、宝の扇は物憂げに閑もと置かれる。
故郷を追う夢の路地はかくも狭く、
水と天の広がりはなんと果てしないことか。
小さな窓辺、憂いに曇るまゆずみは、遠くの秋の山並みのようにかすむ。
呉の国の雁よ、どうか我が帰郷の便りを届けておくれ、
閶門のほとり、柳の緑に囲まれたあの懐かしい数棟の家々へと。
ねぐらへ急ぐ鴉の群れは傾く夕陽をまとって帰っていく。
わかに過ぐる雨は暗雲を散らし、まばらな桐の葉がらはらはらと落ち、
昇る月影が涼味をもたらすと、宝の扇は物憂げに閑もと置かれる。
故郷を追う夢の路地はかくも狭く、
水と天の広がりはなんと果てしないことか。
小さな窓辺、憂いに曇るまゆずみは、遠くの秋の山並みのようにかすむ。
呉の国の雁よ、どうか我が帰郷の便りを届けておくれ、
閶門のほとり、柳の緑に囲まれたあの懐かしい数棟の家々へと。
原文・ピンイン
池上紅衣伴倚闌。
棲鴉常帶夕陽還。
殷雲度雨疏桐落,明月生涼寶扇閒。
鄉夢窄,水天寬。
小窗愁黛澹秋山。
吳鴻好爲傳歸信,楊柳閶門屋數間。
棲鴉常帶夕陽還。
殷雲度雨疏桐落,明月生涼寶扇閒。
鄉夢窄,水天寬。
小窗愁黛澹秋山。
吳鴻好爲傳歸信,楊柳閶門屋數間。
文献直訳
池上の紅衣(荷花)伴いて欄干に倚る。
棲む鴉は常に夕陽を帯びて還る。
殷雲は雨を過ぎて疏桐落ち、明月涼を生じて宝扇閑かなり。
郷夢は窄く、水天は寛し。
小窓の愁黛は秋山に澹し。
呉鴻は好んで帰信を伝えん、楊柳閶門屋数間。
棲む鴉は常に夕陽を帯びて還る。
殷雲は雨を過ぎて疏桐落ち、明月涼を生じて宝扇閑かなり。
郷夢は窄く、水天は寛し。
小窓の愁黛は秋山に澹し。
呉鴻は好んで帰信を伝えん、楊柳閶門屋数間。