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燕山亭・裁翦冰綃
英語詩訳(意訳)
氷の絹を裁ち切り幾重に重ねて
冷たい紅をひと刷毛ほのかに注ぐ
芳しい新粧は艶やかで匂い立ち
仙宮の宮女さえも恥じ入らせる
あまりにもたやすくしおれ散りゆく
無情な風雨にどれほどさらされることか
ただ募る愁い
ひっそりとした庭は荒れ果て
幾たびの春の暮れを見送ったことか
重なる離別の恨みを託そうにも
この一対のツバメは人の言葉も解さず
天は遠く地は果てしない
幾千万の山河を越えて
あの旧き宮殿はいまどこにあるのか
思わずにはいられようか
夢のなかでなら、ときどき還れるというのに
それすらも拠りどころなく
ときには夢さえも結ばれない夜がある
冷たい紅をひと刷毛ほのかに注ぐ
芳しい新粧は艶やかで匂い立ち
仙宮の宮女さえも恥じ入らせる
あまりにもたやすくしおれ散りゆく
無情な風雨にどれほどさらされることか
ただ募る愁い
ひっそりとした庭は荒れ果て
幾たびの春の暮れを見送ったことか
重なる離別の恨みを託そうにも
この一対のツバメは人の言葉も解さず
天は遠く地は果てしない
幾千万の山河を越えて
あの旧き宮殿はいまどこにあるのか
思わずにはいられようか
夢のなかでなら、ときどき還れるというのに
それすらも拠りどころなく
ときには夢さえも結ばれない夜がある
原文・ピンイン
裁翦冰綃,打疊數重,冷淡燕脂勻注。
新樣靚妝,豔溢香融,羞殺蕊珠宮女。
易得凋零,更多少、無情風雨。
愁苦。
閒院落淒涼,幾番春暮。
憑寄離恨重重,這雙燕,何曾會人言語。
天遙地遠,萬水千山,知他故宮何處。
怎不思量,除夢裏、有時會去。
無據。
和夢也、有時不做。
新樣靚妝,豔溢香融,羞殺蕊珠宮女。
易得凋零,更多少、無情風雨。
愁苦。
閒院落淒涼,幾番春暮。
憑寄離恨重重,這雙燕,何曾會人言語。
天遙地遠,萬水千山,知他故宮何處。
怎不思量,除夢裏、有時會去。
無據。
和夢也、有時不做。
文献直訳
氷のような生絹を裁ち切り、幾重にも重ねて折り畳み、冷ややかに淡い紅を均等に注ぐ。新様の上品な化粧、あでやかさはあふれ香気は溶け込み、蕊珠宮の宮女たちをも恥じ入らせる。凋落しやすく、どれほど多くの無情な風雨があることか。愁い苦しむ。寂れた庭園は物寂しく、何度春の暮れを迎えたことか。ひそかに離別の恨みを幾重にも託すが、この一対のツバメは、どうして人間の言葉を理解できようか。天は遥か地は遠く、幾万の川と幾千の山、彼の故宮がどの場所にあるか誰が知ろうか。どうして思い慕わずにいられようか、夢の中を除いては、時に行くことができる。よりどころがない。夢でさえも、時には見られないこともある。