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天門謡
英語詩訳(意訳)
牛渚の天門険しくそびえ、
南北を隔てて古の強国が割拠した。
朝霧は晴れわたり、
閒人の身をもって私は高みに登り、広漠たる景色を望む。
満ち来る潮の波が光り輝き、月が昇るのを待つと、
辺境の管楽器が物悲しく新たな阿濫の調子を奏でる。
風は欄干に満ち満ちて、
西州の夜の更点(時刻)をひとつひとつ数えるのだ。
南北を隔てて古の強国が割拠した。
朝霧は晴れわたり、
閒人の身をもって私は高みに登り、広漠たる景色を望む。
満ち来る潮の波が光り輝き、月が昇るのを待つと、
辺境の管楽器が物悲しく新たな阿濫の調子を奏でる。
風は欄干に満ち満ちて、
西州の夜の更点(時刻)をひとつひとつ数えるのだ。
原文・ピンイン
牛渚天門險。
限南北、七雄豪佔。
清霧斂。
與閒人登覽。
待月上潮平波灩灩。
塞管輕吹新《阿濫》。
風滿檻。
歷歷數、西州更點。
限南北、七雄豪佔。
清霧斂。
與閒人登覽。
待月上潮平波灩灩。
塞管輕吹新《阿濫》。
風滿檻。
歷歷數、西州更點。
文献直訳
牛渚の天門は険し。南北を限る、七雄の豪 且つ(かつ)占む。清き霧は斂(おさ)まる。閒人(かんじん)と与(とも)に登覧す。月の上のぼり潮平らかに波灩灩(えんえん)たるを待つ。塞管(さいかん)軽く吹く 新たな『阿濫(あらん)』。風は欄(らん)に満つ。歴歴として数ふ、西州の更点(こうてん)。