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洞仙歌・雪雲散盡
英語詩訳(意訳)
重く垂れ込めた雪雲が払い落され、
静まり返った池の庭園に、すがすがしい暁の晴れ間が広がる。
しだれ柳は旅人に向けて清新な青みをたたえた眼差しを向け、
風雅の極みともいうべき場所では、
一輪の梅のしべが遠くからかすかな微笑みを浮かべて映えわたる。
一年のうちで最も春が美しいのは、
濃厚な芳香に満ちるときではなく、
まばらな香気と控えめな花びらが寄り添う、その最もたおやかな趣にある。
清明の季節が訪れれば、
あまたの紫や紅の花々が乱れ咲くことだろうが、
そのときにはすでに春風の半分は過ぎ去っている。
さあ、いまこそ若き日の光を捉え、共に語らい歩もう。
名残りの春の寒さなど気に病むな、
酔いしれる紅潮が、自ずから内側から温めてくれるのだから。
静まり返った池の庭園に、すがすがしい暁の晴れ間が広がる。
しだれ柳は旅人に向けて清新な青みをたたえた眼差しを向け、
風雅の極みともいうべき場所では、
一輪の梅のしべが遠くからかすかな微笑みを浮かべて映えわたる。
一年のうちで最も春が美しいのは、
濃厚な芳香に満ちるときではなく、
まばらな香気と控えめな花びらが寄り添う、その最もたおやかな趣にある。
清明の季節が訪れれば、
あまたの紫や紅の花々が乱れ咲くことだろうが、
そのときにはすでに春風の半分は過ぎ去っている。
さあ、いまこそ若き日の光を捉え、共に語らい歩もう。
名残りの春の寒さなど気に病むな、
酔いしれる紅潮が、自ずから内側から温めてくれるのだから。
原文・ピンイン
雪雲散盡,放曉晴池院。
楊柳於人便青眼。
更風流多處,一點梅心、相映遠。
約略輕笑淺。
一年春好處,不在濃芳,小豔疏香最嬌軟。
到清明時候,百紫千紅花正亂。
已失春風一半。
蚤佔取韶光,共追遊,但莫管春寒,醉紅自暖。
楊柳於人便青眼。
更風流多處,一點梅心、相映遠。
約略輕笑淺。
一年春好處,不在濃芳,小豔疏香最嬌軟。
到清明時候,百紫千紅花正亂。
已失春風一半。
蚤佔取韶光,共追遊,但莫管春寒,醉紅自暖。
文献直訳
雪雲散り尽くし、暁の晴れたる池院を放つ。
楊柳は人に対して便ち青眼を示しす。
更に風流の多き処、一点の梅心、相映じて遠し。
約略して軽く笑ふこと浅し。
一年の春の好処は、濃芳にあらず、小艶疏香が最も嬌軟なり。
清明の時候に至れば、百紫千紅花正に乱る。
既に春風の半分を失ふ。
蚤や韶光を占め取り、共に追遊せん、但だ春寒を管すること莫れ、酔紅自づから暖かし。
楊柳は人に対して便ち青眼を示しす。
更に風流の多き処、一点の梅心、相映じて遠し。
約略して軽く笑ふこと浅し。
一年の春の好処は、濃芳にあらず、小艶疏香が最も嬌軟なり。
清明の時候に至れば、百紫千紅花正に乱る。
既に春風の半分を失ふ。
蚤や韶光を占め取り、共に追遊せん、但だ春寒を管すること莫れ、酔紅自づから暖かし。