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洞仙歌・詠桂
英語詩訳(意訳)
氷の肌に玉の骨、暑さを知らぬ清らかさ、
水殿の風に隠れ香のほのかに満つ。
とばりを開けば月影うかがい、眠れぬ人の
枕辺に簪(かんざし)乱れ、髪はほつれぬ。
立ちて白き手を執れば、静まり返る庭、
天の川を疎らな星が密やかに渡る。
夜半の更けを問えば三更、金の波は薄れ、
北斗の柄はめぐりて低く傾けり。
指折り数えて秋風の吹く時を待つ間に、
月日は気づかぬうちに、ひそやかに過ぎ去りぬ。
水殿の風に隠れ香のほのかに満つ。
とばりを開けば月影うかがい、眠れぬ人の
枕辺に簪(かんざし)乱れ、髪はほつれぬ。
立ちて白き手を執れば、静まり返る庭、
天の川を疎らな星が密やかに渡る。
夜半の更けを問えば三更、金の波は薄れ、
北斗の柄はめぐりて低く傾けり。
指折り数えて秋風の吹く時を待つ間に、
月日は気づかぬうちに、ひそやかに過ぎ去りぬ。
原文・ピンイン
冰肌玉骨,自清涼無汗。
水殿風來暗香滿。
繡簾開、一點明月窺人,人未寢、枕釵橫鬢亂。
起來攜素手,庭戶無聲,時見疏星渡河漢。
試問夜如何,夜已三更,金波淡、玉繩低轉。
但屈指、西風幾時來,又不道、流年暗中偷換。
水殿風來暗香滿。
繡簾開、一點明月窺人,人未寢、枕釵橫鬢亂。
起來攜素手,庭戶無聲,時見疏星渡河漢。
試問夜如何,夜已三更,金波淡、玉繩低轉。
但屈指、西風幾時來,又不道、流年暗中偷換。
文献直訳
氷の肌に玉の骨、自ら清涼にして汗なし。
水殿に風来たりて暗香満つ。
繍簾開き、一点の明月人をうかがい、人未だ寝ねず、枕の釵は横たわり鬢は乱る。
起きて素手を携う、庭戸声なく、時に見る疏星の河漢を渡るを。
試みに問う夜は如何にと、夜は既に三更、金波淡く、玉縄低く転ず。
ただ指を屈すれば、西風何れの時か来たる、又道(い)わず、流年の暗中にひそかに偷(とう)換するを。
水殿に風来たりて暗香満つ。
繍簾開き、一点の明月人をうかがい、人未だ寝ねず、枕の釵は横たわり鬢は乱る。
起きて素手を携う、庭戸声なく、時に見る疏星の河漢を渡るを。
試みに問う夜は如何にと、夜は既に三更、金波淡く、玉縄低く転ず。
ただ指を屈すれば、西風何れの時か来たる、又道(い)わず、流年の暗中にひそかに偷(とう)換するを。