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唐多令・何処にか愁いを合わし成す
英語詩訳(意訳)
いずこで愁いは結ばれるのか。
離れゆく者の胸に、秋が重なる。
雨さえ降らぬのに、芭蕉の葉は蕭々と音を立てる。
人はみな夕涼みの空気が心地よく、名月が美しいと言うが、
私メは高楼に登るのが恐ろしい。
過ぎ去った歳月は夢のなかに消え失せ、
花はむなしく散り、霞と水ばかりが流れていく。
燕は故郷へ帰るというのに、旅人の私はいまなお留まる身。
垂れ柳は人の衣の裾を引き止めることもせず、
ただ心づくしに、去りゆく舟を繋ぎ止めている。
離れゆく者の胸に、秋が重なる。
雨さえ降らぬのに、芭蕉の葉は蕭々と音を立てる。
人はみな夕涼みの空気が心地よく、名月が美しいと言うが、
私メは高楼に登るのが恐ろしい。
過ぎ去った歳月は夢のなかに消え失せ、
花はむなしく散り、霞と水ばかりが流れていく。
燕は故郷へ帰るというのに、旅人の私はいまなお留まる身。
垂れ柳は人の衣の裾を引き止めることもせず、
ただ心づくしに、去りゆく舟を繋ぎ止めている。
原文・ピンイン
何處合成愁。
離人心上秋。
縱芭蕉、不雨也颼颼。
都道晚涼天氣好,有明月、怕登樓。
年事夢中休。
花空煙水流。
燕辭歸、客尚淹留。
垂柳不縈裙帶住,漫長是、系行舟。
離人心上秋。
縱芭蕉、不雨也颼颼。
都道晚涼天氣好,有明月、怕登樓。
年事夢中休。
花空煙水流。
燕辭歸、客尚淹留。
垂柳不縈裙帶住,漫長是、系行舟。
文献直訳
何処にてか合成するか愁いを。
離人の心の上に秋。
縦いに芭蕉、雨無くとも亦た颼颼たり。
都て言う晩涼の天気は良く、明月有りて、登楼を恐るると。
年事は夢の中に休す。
花は空しく煙水は流る。
燕は辞して帰り、客は尚お淹留す。
垂柳は裙帯を縈いて住どめず、漫ろに長し、行舟を系ぐは。
離人の心の上に秋。
縦いに芭蕉、雨無くとも亦た颼颼たり。
都て言う晩涼の天気は良く、明月有りて、登楼を恐るると。
年事は夢の中に休す。
花は空しく煙水は流る。
燕は辞して帰り、客は尚お淹留す。
垂柳は裙帯を縈いて住どめず、漫ろに長し、行舟を系ぐは。