ブックマーク
To bookmark this poem:
Press Ctrl + D (Windows) or ⌘ + D (Mac).
Press Ctrl + D (Windows) or ⌘ + D (Mac).
千秋歳・数声鵗鴂
英語詩訳(意訳)
ほととぎす一声叫び散り行くを 告げるが如し春の名残惜しみて紅の花を折り取れば 驟雨のあとに熟るる青梅永豊の柳絮は舞い狂い 人影もなき空に雪と散り散る細き弦をかき鳴らすなよ あふるる怨みは弦をもて語らん天は老いずと雖も人の恋は断ちがたしわが心は二重の網のごとく幾千の結び目より断てず夜もふけ行き東の窓は白らまず なごりの月が寒々と凍る
原文・ピンイン
數聲鶗鴂。
又報芳菲歇。
惜春更把殘紅折。
雨輕風色暴,梅子青時節。
永豐柳,無人盡日飛花雪。
莫把幺弦撥。
怨極弦能說。
天不老,情難絕。
心似雙絲網,中有千千結。
夜過也,東窗未白凝殘月。
又報芳菲歇。
惜春更把殘紅折。
雨輕風色暴,梅子青時節。
永豐柳,無人盡日飛花雪。
莫把幺弦撥。
怨極弦能說。
天不老,情難絕。
心似雙絲網,中有千千結。
夜過也,東窗未白凝殘月。
文献直訳
数声の鵗鴂。また芳菲の歇まるを報ず。春を惜しみてさらに残紅を把りて折る。雨は軽く風色暴く、梅子の青き時の節。永豊の柳、人無くして尽日花を飛ばす雪。幺弦を把りて撥つること莫かれ。怨み極まりて弦よく説く。天は老いず、情は絶えがたし。心は双糸の網に似て、中に千千の結び有り。夜過ぎぬ、東窓未だ白からずして残月を凝らす。