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祝英台令・別れの水辺
英語詩訳(意訳)
宝の髪留めを分かちし桃葉の渡し、霞む柳は南の岸辺に影を落とす。
高楼に登るを怖れる、十日のうち九日は吹き荒れる風と雨。
散り敷く紅の花びらは断腸の思いも空しく、誰も気にかける者もない。
この胸の痛みを誰に頼んで告げようぞ、名残の鴬の声を断つために。
鏡に映る鬢の白髪を私はそっと覗き込み、
落ちた花で我が恋の行方を占ってみるのだが、
髪に挿すや否や、また数え直してしまう。
薄絹のとばりの内、灯火はぼんやりと昏く、
夢うつつにむせび泣く声が漏れる。
愁いをこの世へ連れてきたのは他ならぬ春なのだのに、
その春はいまどこへ去ろうというのか。
去るなら、この愁いをも一緒に持ち去ってくれればよいものを。
高楼に登るを怖れる、十日のうち九日は吹き荒れる風と雨。
散り敷く紅の花びらは断腸の思いも空しく、誰も気にかける者もない。
この胸の痛みを誰に頼んで告げようぞ、名残の鴬の声を断つために。
鏡に映る鬢の白髪を私はそっと覗き込み、
落ちた花で我が恋の行方を占ってみるのだが、
髪に挿すや否や、また数え直してしまう。
薄絹のとばりの内、灯火はぼんやりと昏く、
夢うつつにむせび泣く声が漏れる。
愁いをこの世へ連れてきたのは他ならぬ春なのだのに、
その春はいまどこへ去ろうというのか。
去るなら、この愁いをも一緒に持ち去ってくれればよいものを。
原文・ピンイン
寶釵分,桃葉渡。
煙柳暗南浦。
怕上層樓,十日九風雨。
斷腸片片飛紅,都無人管,倩誰喚、流鶯聲住。
鬢邊覷。
試把花卜心期,才簪又重數。
羅帳燈昏,嗚咽夢中語。
是他春帶愁來,春歸何處。
卻不解、將愁歸去。
煙柳暗南浦。
怕上層樓,十日九風雨。
斷腸片片飛紅,都無人管,倩誰喚、流鶯聲住。
鬢邊覷。
試把花卜心期,才簪又重數。
羅帳燈昏,嗚咽夢中語。
是他春帶愁來,春歸何處。
卻不解、將愁歸去。
文献直訳
宝の髪飾り分かたれ、桃葉の渡し。霞む柳は南の岸を暗くする。高層に登るを恐る、十日のうち九日は風雨。腸を断つ片々たる散り行く紅、すべて人の気にかける者なく、誰に頼んで呼び止めん、さまよう鴬の声を。鬢のあたりを覗き見る。試みに花を取って心の契りを占め、挿したかと思えばまた数え直す。薄絹のとばり灯火は昏く、むせび泣く夢の中の言葉。これ春が愁いを連れてきたのだのに、春はどこへ帰るのか。だが春は知らぬ、愁いを持ち去ることを。