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踏莎行・小徑紅稀
英語詩訳(意訳)
小径には散りゆく紅の落ち花も少なくなり、
芳醇な郊外の野はどこも緑に染まる。
高殿の樹々は陰鬱に深い色をたたえ、
春風は無情にも柳花を散らすことを知らず、
あてどもなき旅人の顔を激しく打つ。
翡翠の葉は鴬の声を隠し、赤いすだれは燕を隔て、
香炉の煙は静かに漂う蜘蛛の糸を追って巡る。
哀愁の夢から酒が覚めるその時、
傾く夕陽が、かえって奥深く静まり返る中庭を照らし出す。
芳醇な郊外の野はどこも緑に染まる。
高殿の樹々は陰鬱に深い色をたたえ、
春風は無情にも柳花を散らすことを知らず、
あてどもなき旅人の顔を激しく打つ。
翡翠の葉は鴬の声を隠し、赤いすだれは燕を隔て、
香炉の煙は静かに漂う蜘蛛の糸を追って巡る。
哀愁の夢から酒が覚めるその時、
傾く夕陽が、かえって奥深く静まり返る中庭を照らし出す。
原文・ピンイン
小徑紅稀,芳郊綠遍。
高臺樹色陰陰見。
春風不解禁楊花,亂撲行人面。
翠葉藏鶯,朱簾隔燕。
爐香靜逐遊絲轉。
一場愁夢酒醒時,斜陽卻照深深院。
高臺樹色陰陰見。
春風不解禁楊花,亂撲行人面。
翠葉藏鶯,朱簾隔燕。
爐香靜逐遊絲轉。
一場愁夢酒醒時,斜陽卻照深深院。
文献直訳
小径は赤く稀になり、芳しき郊外は緑に遍く覆われる。
高台の樹の色は陰々と見ゆ。
春風は楊花を禁ずるを解せず、乱れて行人の面に撲つ。
翠葉は鴬を隠し、朱簾は燕を隔つ。
炉香は静かに遊巣の転ずるを逐う。
一場の愁夢、酒醒むる時、斜陽は却って深く深い院を照らす。
高台の樹の色は陰々と見ゆ。
春風は楊花を禁ずるを解せず、乱れて行人の面に撲つ。
翠葉は鴬を隠し、朱簾は燕を隔つ。
炉香は静かに遊巣の転ずるを逐う。
一場の愁夢、酒醒むる時、斜陽は却って深く深い院を照らす。