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御街行・街南緑樹春饒絮
英語詩訳(意訳)
大路の南、春の緑は綿毛をまとい、
遊覧の小道には雪のごとく舞い散る。
枝頭の花は艶やかにたおやかな雲と交わり、
その下には朱塗りの門を構える家々が並ぶ。
私はものうげに北楼へと登り、
まばらな簾を高く巻き上げて、まっすぐに街路の樹々を見つめる。
欄干に寄り添い尽くしてもなお立ち去る気力はなく、
黄昏の雨が幾たびも降り続く。
うららかな晩春、かつて馬をめぐらせ青苔を踏みしめ、
深い緑の木陰に馬を止めた場所。
散り敷く花はいまなお残るが、香る屏風は虚しく閉じられ、
あの懐かしい面影はいずこへ去ったのか。
遊覧の小道には雪のごとく舞い散る。
枝頭の花は艶やかにたおやかな雲と交わり、
その下には朱塗りの門を構える家々が並ぶ。
私はものうげに北楼へと登り、
まばらな簾を高く巻き上げて、まっすぐに街路の樹々を見つめる。
欄干に寄り添い尽くしてもなお立ち去る気力はなく、
黄昏の雨が幾たびも降り続く。
うららかな晩春、かつて馬をめぐらせ青苔を踏みしめ、
深い緑の木陰に馬を止めた場所。
散り敷く花はいまなお残るが、香る屏風は虚しく閉じられ、
あの懐かしい面影はいずこへ去ったのか。
原文・ピンイン
街南綠樹春饒絮。
雪滿遊春路。
樹頭花豔雜嬌雲,樹底人家朱戶。
北樓閒上,疏簾高卷,直見街南樹。
闌干倚盡猶慵去。
幾度黃昏雨。
晚春盤馬踏青苔,曾傍綠陰深駐。
落花猶在,香屏空掩,人面知何處。
雪滿遊春路。
樹頭花豔雜嬌雲,樹底人家朱戶。
北樓閒上,疏簾高卷,直見街南樹。
闌干倚盡猶慵去。
幾度黃昏雨。
晚春盤馬踏青苔,曾傍綠陰深駐。
落花猶在,香屏空掩,人面知何處。
文献直訳
街の南の緑の樹、春は絮(綿毛)を饒(たく)さんにす。雪は遊春の路に満つ。樹頭の花の豔(あで)やかなるは嬌雲に雑じり、樹底の人家は朱戸。北楼に閑かに上り、疏簾高く捲き、直ちに街南の樹を見る。闌干寄り尽くして猶お去るを慵(うと)む。幾たびか黄昏の雨。晩春、馬を盤(めぐ)らし青苔を踏み、曾て緑陰の深きに傍(そ)いて駐(とど)まる。落花猶お在り、香屏空しく掩(と)ざされ、人面何れの処にか知らん。