ブックマーク
To bookmark this poem:
Press Ctrl + D (Windows) or ⌘ + D (Mac).
Press Ctrl + D (Windows) or ⌘ + D (Mac).
尉遅杯・隋堤の道
英語詩訳(意訳)
隋堤の道に沿いて、
日暮れの霧は深き木立を包み込む。
淡き月影は砂洲に薄くかかり、
河橋の深奥へと旅人は身を寄せる。
情なき彩絵の船はただ波間を渡り、
煙る水面は南の渡し場を隔てる。
旅人は酔いに重き布団を抱きしめ、
断腸の別れの恨みを載せて去りゆく。
思えば京の都に客死しし往時、
まばらな林や小欄の傍らで語らい集った。
柳の葉やあでやかな枝々と親しみ、
きらびやかな歌舞の戯れも日々の常であった。
いまや漁村の水駅に打ち捨てられ、
夜は一年が如く長く、孤独に香を焚いてひとり語る。
わが身を思う者は果たして誰かあるのか、
夢の魂はただかつての伴侶を慕い焦がれる。
日暮れの霧は深き木立を包み込む。
淡き月影は砂洲に薄くかかり、
河橋の深奥へと旅人は身を寄せる。
情なき彩絵の船はただ波間を渡り、
煙る水面は南の渡し場を隔てる。
旅人は酔いに重き布団を抱きしめ、
断腸の別れの恨みを載せて去りゆく。
思えば京の都に客死しし往時、
まばらな林や小欄の傍らで語らい集った。
柳の葉やあでやかな枝々と親しみ、
きらびやかな歌舞の戯れも日々の常であった。
いまや漁村の水駅に打ち捨てられ、
夜は一年が如く長く、孤独に香を焚いてひとり語る。
わが身を思う者は果たして誰かあるのか、
夢の魂はただかつての伴侶を慕い焦がれる。
原文・ピンイン
隋堤路。
漸日晚、密靄生深樹。
陰陰淡月籠沙,還宿河橋深處。
無情畫舸,都不管、煙波隔南浦。
等行人、醉擁重衾,載將離恨歸去。
因念舊客京華,長偎傍、疏林小檻歡聚。
冶葉倡條俱相識,仍慣見、珠歌翠舞。
如今向、漁村水驛,夜如歲、焚香獨自語。
有何人、念我無,夢魂凝想鴛侶。
漸日晚、密靄生深樹。
陰陰淡月籠沙,還宿河橋深處。
無情畫舸,都不管、煙波隔南浦。
等行人、醉擁重衾,載將離恨歸去。
因念舊客京華,長偎傍、疏林小檻歡聚。
冶葉倡條俱相識,仍慣見、珠歌翠舞。
如今向、漁村水驛,夜如歲、焚香獨自語。
有何人、念我無,夢魂凝想鴛侶。
文献直訳
隋堤の道。
漸く日暮れ、密靄深樹に生ず。
陰陰たる淡月沙を籠め、還た宿す河橋の深処。
無情の画舸、都て管せず、煙波南浦を隔つ。
等しき行人、酔いて重衾を擁し、載せ将って離恨帰去す。
因りに念う旧客京華、長らく偎傍す疏林小檻の歓聚。
冶葉倡条倶に相識り、仍だ慣れて見ゆ珠歌翠舞。
如今に向う、漁村水驛、夜は年の如く、香を焚きて自ら語る。
何人か有る、我を念うや否や、夢魂凝想す鴛侶を。
漸く日暮れ、密靄深樹に生ず。
陰陰たる淡月沙を籠め、還た宿す河橋の深処。
無情の画舸、都て管せず、煙波南浦を隔つ。
等しき行人、酔いて重衾を擁し、載せ将って離恨帰去す。
因りに念う旧客京華、長らく偎傍す疏林小檻の歓聚。
冶葉倡条倶に相識り、仍だ慣れて見ゆ珠歌翠舞。
如今に向う、漁村水驛、夜は年の如く、香を焚きて自ら語る。
何人か有る、我を念うや否や、夢魂凝想す鴛侶を。