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聴蜀僧濬弾琴
英語詩訳(意訳)
蜀なる僧侶が緑の絹の装丁の琴を抱き、
峨眉山の高き嶺より西へ下ってきた。
我が求めに応じて一たび弦をかき鳴らせば、
万の谷をめぐる松風のどよめきが響き渡る。
わが旅人の心は清らかな流れに洗われ、
残響は澄み切った霜夜の寺の鐘に溶け込んでゆく。
気づけば緑の山々は黄昏の闇に沈み、
幾重もの秋雲が重く垂れ込めている。
峨眉山の高き嶺より西へ下ってきた。
我が求めに応じて一たび弦をかき鳴らせば、
万の谷をめぐる松風のどよめきが響き渡る。
わが旅人の心は清らかな流れに洗われ、
残響は澄み切った霜夜の寺の鐘に溶け込んでゆく。
気づけば緑の山々は黄昏の闇に沈み、
幾重もの秋雲が重く垂れ込めている。
原文・ピンイン
蜀僧抱綠綺,西下峨眉峯。
爲我一揮手,如聽萬壑松。
客心洗流水,餘響入霜鐘。
不覺碧山暮,秋雲暗幾重。
爲我一揮手,如聽萬壑松。
客心洗流水,餘響入霜鐘。
不覺碧山暮,秋雲暗幾重。
文献直訳
蜀の僧が緑綺の琴を抱き、西のかた峨眉峯を下る。
我がために一たび手を揮えば、万壑の松を聴くがごとし。
客心は流水に洗われ、余響は霜鐘に入る。
碧山の暮るるを覚えず、秋雲暗く幾重ぞ。
我がために一たび手を揮えば、万壑の松を聴くがごとし。
客心は流水に洗われ、余響は霜鐘に入る。
碧山の暮るるを覚えず、秋雲暗く幾重ぞ。