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送綦毋潜落第還郷
英語詩訳(意訳)
清明なる聖代に隠逸の士はなく、
英才はもれなく朝廷に仕えようと馳せ参じる。
かつて東山に隠れたる賢者さえただ、
もはや野草を摘む隠遁の日々を送ることはできぬ。
やがて都へ至るも王城の門は遠く隔たり、
誰が我が歩む道の間違いだと言えようか。
寒食の節に江淮の水を渡り、
都の洛陽で春の衣を仕立てて帰る。
遥かなる大路に臨んで酒杯を交わし、
志を同じくする友は今や我と別れて去る。
君はまもなく桂の櫂を波に浮かべ、
そう日を置かずに故郷の粗末な扉をたたくことだろう。
遠方の木々は旅人の行く手に寄り添い、
ひとつの村落が夕暮れの光に照らし出されている。
我が計らいが世に用いられなかったとて、
音楽の妙味を知る知音が少ないなどと嘆くなかれ。
英才はもれなく朝廷に仕えようと馳せ参じる。
かつて東山に隠れたる賢者さえただ、
もはや野草を摘む隠遁の日々を送ることはできぬ。
やがて都へ至るも王城の門は遠く隔たり、
誰が我が歩む道の間違いだと言えようか。
寒食の節に江淮の水を渡り、
都の洛陽で春の衣を仕立てて帰る。
遥かなる大路に臨んで酒杯を交わし、
志を同じくする友は今や我と別れて去る。
君はまもなく桂の櫂を波に浮かべ、
そう日を置かずに故郷の粗末な扉をたたくことだろう。
遠方の木々は旅人の行く手に寄り添い、
ひとつの村落が夕暮れの光に照らし出されている。
我が計らいが世に用いられなかったとて、
音楽の妙味を知る知音が少ないなどと嘆くなかれ。
原文・ピンイン
聖代無隱者,英靈盡來歸。
遂令東山客,不得顧采薇。
既至君門遠,孰雲吾道非。
江淮度寒食,京洛縫春衣。
置酒臨長道,同心與我違。
行當浮桂櫂,未幾拂荊扉。
遠樹帶行客,孤村當落暉。
吾謀適不用,勿謂知音稀。
遂令東山客,不得顧采薇。
既至君門遠,孰雲吾道非。
江淮度寒食,京洛縫春衣。
置酒臨長道,同心與我違。
行當浮桂櫂,未幾拂荊扉。
遠樹帶行客,孤村當落暉。
吾謀適不用,勿謂知音稀。
文献直訳
聖代に隠者無く、英霊尽く来り帰す。
遂に東山客をして、采薇を顧るを得ざらしむ。
既に至れば君門遠く、孰か吾が道は非ずと云わん。
江淮に寒食を度り、京洛に春衣を縫う。
酒を置いて長道に臨み、同心我と違う。
行かんとしてまさに桂櫂を浮かべ、未だ幾ばくもなくして荊扉を払わん。
遠樹は行客を帯び、孤村は落暉に当たる。
吾が謀はたまたま用いられず、知音稀なりとは謂うことなかれ。
遂に東山客をして、采薇を顧るを得ざらしむ。
既に至れば君門遠く、孰か吾が道は非ずと云わん。
江淮に寒食を度り、京洛に春衣を縫う。
酒を置いて長道に臨み、同心我と違う。
行かんとしてまさに桂櫂を浮かべ、未だ幾ばくもなくして荊扉を払わん。
遠樹は行客を帯び、孤村は落暉に当たる。
吾が謀はたまたま用いられず、知音稀なりとは謂うことなかれ。