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八声甘州
英語詩訳(意訳)
果てしない虚空に霧が四方へと溶け込み、
青空から流れ星が墜ちたのはいつのことだったのか。
灰色の崖の木々、幻の翡翠の御殿、
かつての覇者が去った荒れ果てた城壁よ。
矢道を吹き抜ける冷たい風が目に刺さり、
脂を帯びた水は魚臭い花々を染め上げる。
絹の靴音が間近く響き渡り、
回廊の落ち葉が秋の到来を告げる。
宮中の奥深くで酒に溺れた君主たちのかたわらで、
遠き湖から来た疲れ果てた旅人は、
醒めた眼差しでただ独り釣りを続けていた。
静まり返った波は答えず、
白髪交じりの頭でどうして変わらぬ山々に向き合えよう。
水面は虚空を映し、高い手すりにもたれかかりながら、
群れ飛ぶ烏と、漁師の舟着き場に沈む夕日を見送る。
さらに酒を求めて琴台に登れば、
秋の色は遥かな雲の広がりと水平に連なっている。
青空から流れ星が墜ちたのはいつのことだったのか。
灰色の崖の木々、幻の翡翠の御殿、
かつての覇者が去った荒れ果てた城壁よ。
矢道を吹き抜ける冷たい風が目に刺さり、
脂を帯びた水は魚臭い花々を染め上げる。
絹の靴音が間近く響き渡り、
回廊の落ち葉が秋の到来を告げる。
宮中の奥深くで酒に溺れた君主たちのかたわらで、
遠き湖から来た疲れ果てた旅人は、
醒めた眼差しでただ独り釣りを続けていた。
静まり返った波は答えず、
白髪交じりの頭でどうして変わらぬ山々に向き合えよう。
水面は虚空を映し、高い手すりにもたれかかりながら、
群れ飛ぶ烏と、漁師の舟着き場に沈む夕日を見送る。
さらに酒を求めて琴台に登れば、
秋の色は遥かな雲の広がりと水平に連なっている。
原文・ピンイン
渺空煙四遠,是何年、青天墜長星。
幻蒼崖雲樹,名娃金屋,殘霸宮城。
箭徑酸風射眼,膩水染花腥。
時靸雙鴛響,廊葉秋聲。
宮裏吳王沈醉,倩五湖倦客,獨釣醒醒。
問蒼波無語,華髮奈山青。
水涵空、闌干高處,送亂鴉、斜日落漁汀。
連呼酒,上琴臺去,秋與雲平。
幻蒼崖雲樹,名娃金屋,殘霸宮城。
箭徑酸風射眼,膩水染花腥。
時靸雙鴛響,廊葉秋聲。
宮裏吳王沈醉,倩五湖倦客,獨釣醒醒。
問蒼波無語,華髮奈山青。
水涵空、闌干高處,送亂鴉、斜日落漁汀。
連呼酒,上琴臺去,秋與雲平。
文献直訳
広漠たる空の煙は四方に遠く、是れ何年ぞ、青天より長星の墜つる。蒼崖の雲樹、名の娃の金屋、残覇の宮城を幻む。箭径の酸風は眼を射、膩水は花を染めて腥し。時に双鴛の響きを靸し、廊葉の秋声。宮裏の王は沈酔し、五湖の倦客に倩ひ、独り醒醒たるを釣る。蒼波は語らずと問い、白髪は山の青きに奈何せん。水は空を涵し、闌干の高き処、乱鴉を送り、斜日は漁汀に落つ。連りに酒を呼び、琴台に上り去り、秋は雲と平らふ。