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高陽台・杭州を過る
英語詩訳(意訳)
重なる葉蔭に鴬は巣を営み、平らな波間には白き絮が舞い散る。
朽ちかけた橋と傾く夕陽のなか、帰途につく小舟よ。
どれほどの散策が許されるというのか? 花を愛でることは、
またしても巡り来る来年を待つほかない。
東風よ、どうかばらの花とともにしばらく留まっておくれ、
ばらが散る頃には、春はもはや深く憐れむべきものとなるのだから。
そして悲愴の色はさらに濃くなる。
西泠の万緑を覆うのは、一筋の荒涼たる煙。
かつて都の華やぎに舞った燕たちは、いま何処にいるというのか?
ただ韋曲には深い苔むすのみ、斜川には草がうら寂しく茂るばかり。
伝え聞く、新たな愁いは、
いまや岸辺の鴎の群れにまで達していると。
我が心にはもはや笙歌の夢を紡ぐ力もなく、
重い扉を閉ざし、ほろ酔いのうちに気だるく眠る。
御簾を巻き上げるな。
舞い散る花びらを見るを恐れ、ほととぎすの血の鳴き声を聴くを恐れるから。
朽ちかけた橋と傾く夕陽のなか、帰途につく小舟よ。
どれほどの散策が許されるというのか? 花を愛でることは、
またしても巡り来る来年を待つほかない。
東風よ、どうかばらの花とともにしばらく留まっておくれ、
ばらが散る頃には、春はもはや深く憐れむべきものとなるのだから。
そして悲愴の色はさらに濃くなる。
西泠の万緑を覆うのは、一筋の荒涼たる煙。
かつて都の華やぎに舞った燕たちは、いま何処にいるというのか?
ただ韋曲には深い苔むすのみ、斜川には草がうら寂しく茂るばかり。
伝え聞く、新たな愁いは、
いまや岸辺の鴎の群れにまで達していると。
我が心にはもはや笙歌の夢を紡ぐ力もなく、
重い扉を閉ざし、ほろ酔いのうちに気だるく眠る。
御簾を巻き上げるな。
舞い散る花びらを見るを恐れ、ほととぎすの血の鳴き声を聴くを恐れるから。
原文・ピンイン
接葉巢鶯,平波卷絮,斷橋斜日歸船。
能幾番遊,看花又是明年。
東風且伴薔薇住,到薔薇、春已堪憐。
更悽然。
萬綠西泠,一抹荒煙。
當年燕子知何處,但苔深韋曲,草暗斜川。
見說新愁,如今也到鷗邊。
無心再續笙歌夢,掩重門、淺醉閒眠。
莫開簾。
怕見飛花,怕聽啼鵑。
能幾番遊,看花又是明年。
東風且伴薔薇住,到薔薇、春已堪憐。
更悽然。
萬綠西泠,一抹荒煙。
當年燕子知何處,但苔深韋曲,草暗斜川。
見說新愁,如今也到鷗邊。
無心再續笙歌夢,掩重門、淺醉閒眠。
莫開簾。
怕見飛花,怕聽啼鵑。
文献直訳
重なる葉は鴬の巣となり、平らかなる波は柳絮を巻き、断橋と斜陽のもと帰る船。幾たび遊ぶを得ん、花を見るはまた来年なり。東風よ、しばらく薔薇とともに留まれ、薔薇に至りては春はすでに憐れむべし。さらに悽然たり。万緑の西泠、一抹の荒煙。当年の燕子は知らずや何れの処にかある、ただ苔は深く韋曲、草は暗し斜川。言い聞く、新しき愁いは、如今もまた鴎のほとりに至ると。心なく再び笙歌の夢を続ぎ、重門を掩い、浅酔して閑眠す。簾を開くるなかれ。飛花を見るを恐れ、啼鵑を聞くを恐る。