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賀新郎
英語詩訳(意訳)
黄金の室に夢は凍てつき、
秦の箏は雁の列のごとく並び、白い弦は塵にまみれる。
優美な鶯と化して心は飛び帰り、紗窓の褪せぬ緑をいまも見出す。
雨上がりの庭に、桜桃が豆のようにつぶらな実を結ぶ。
この鎮めがたき恨みを知るか、玉の台で碁盤の石が激しく争うがごとき胸の乱れを。
やつれた影は明るい蠟燭の光を避け、
鴛鴦の楼は砕け散り、宝玉は東西に散らばる。
香しき枝に問う、いつ再び花開くのかと、緑の髪飾りは占いようもない。
あの流雲のような宮殿の眉を、絹の巻物に描き留めようとするが、
それはもはや遠い昔の流行ではないかと恐れる。
彩られた扇も紅の拍子木もいまなおここにあるのに、
ああ、かつての開元の一曲を解する者はもはや誰もいない。
私はただ袖で顔を覆い、ひとり冷たい竹に寄り添う。
秦の箏は雁の列のごとく並び、白い弦は塵にまみれる。
優美な鶯と化して心は飛び帰り、紗窓の褪せぬ緑をいまも見出す。
雨上がりの庭に、桜桃が豆のようにつぶらな実を結ぶ。
この鎮めがたき恨みを知るか、玉の台で碁盤の石が激しく争うがごとき胸の乱れを。
やつれた影は明るい蠟燭の光を避け、
鴛鴦の楼は砕け散り、宝玉は東西に散らばる。
香しき枝に問う、いつ再び花開くのかと、緑の髪飾りは占いようもない。
あの流雲のような宮殿の眉を、絹の巻物に描き留めようとするが、
それはもはや遠い昔の流行ではないかと恐れる。
彩られた扇も紅の拍子木もいまなおここにあるのに、
ああ、かつての開元の一曲を解する者はもはや誰もいない。
私はただ袖で顔を覆い、ひとり冷たい竹に寄り添う。
原文・ピンイン
夢冷黃金屋。
嘆秦箏、斜鴻陣裏,素弦塵撲。
化作嬌鶯飛歸去,猶認紗窗舊綠。
正過雨、荊桃如菽。
此恨難平君知否,似瓊臺、湧起彈棋局。
消瘦影,嫌明燭。
鴛樓碎瀉東西玉。
問芳、何時再展,翠釵難卜。
待把宮眉橫雲樣,描上生綃畫幅。
怕不是、新來妝束。
彩扇紅牙今都在,恨無人、解聽開元曲。
空掩袖,倚寒竹。
嘆秦箏、斜鴻陣裏,素弦塵撲。
化作嬌鶯飛歸去,猶認紗窗舊綠。
正過雨、荊桃如菽。
此恨難平君知否,似瓊臺、湧起彈棋局。
消瘦影,嫌明燭。
鴛樓碎瀉東西玉。
問芳、何時再展,翠釵難卜。
待把宮眉橫雲樣,描上生綃畫幅。
怕不是、新來妝束。
彩扇紅牙今都在,恨無人、解聽開元曲。
空掩袖,倚寒竹。
文献直訳
黄金の屋にて夢は冷たし。
秦の箏、斜めなる雁の陣の裏、素の弦は塵にまみるを嘆く。
化して嬌鶯となりて飛びて去り、猶ほ紗窓の旧緑を認む。
正に雨過ぎて、荊桃は菽の如し。
此の恨みの平らげ難きを君知るや、瓊臺の湧き起りて棋局を弾くに似たり。
消瘦せる影、明燭を嫌ふ。
鴛楼は東西の玉を砕き瀉す。
芳に問ふ、何時か再び展かん、翠釵は占い難しと。
宮眉を雲を横たへる様に持ちて、生綃の画幅上に描かんことを待つ。
恐るくは是れ新来の妝束ならざるか。
彩扇も紅牙も今都て在り、恨むらくは人の開元曲を解きて聴く者なきを。
空しく袖を掩ひて、寒竹に倚る。
秦の箏、斜めなる雁の陣の裏、素の弦は塵にまみるを嘆く。
化して嬌鶯となりて飛びて去り、猶ほ紗窓の旧緑を認む。
正に雨過ぎて、荊桃は菽の如し。
此の恨みの平らげ難きを君知るや、瓊臺の湧き起りて棋局を弾くに似たり。
消瘦せる影、明燭を嫌ふ。
鴛楼は東西の玉を砕き瀉す。
芳に問ふ、何時か再び展かん、翠釵は占い難しと。
宮眉を雲を横たへる様に持ちて、生綃の画幅上に描かんことを待つ。
恐るくは是れ新来の妝束ならざるか。
彩扇も紅牙も今都て在り、恨むらくは人の開元曲を解きて聴く者なきを。
空しく袖を掩ひて、寒竹に倚る。