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踏莎行
英語詩訳(意訳)
旅舎の梅の花は散りてしぼみ、
谷川の橋の辺りには細き柳が芽吹く。
暖かな春風が芳しい草を揺らし、旅人の手綱が引かれる。
別れの悲しみは遠ざかるほどに限りなく広がり、
打ち続くその思いは絶え間なき春の川の如し。
寸々に断れ行く柔らかな腸、
あふれ出るきらめく白粉の涙。
高楼に上りても、危険な手すりには寄りかかるな。
草原の尽きる果てに春の山が連なり、
旅人はなおも春の山の彼方にいる。
谷川の橋の辺りには細き柳が芽吹く。
暖かな春風が芳しい草を揺らし、旅人の手綱が引かれる。
別れの悲しみは遠ざかるほどに限りなく広がり、
打ち続くその思いは絶え間なき春の川の如し。
寸々に断れ行く柔らかな腸、
あふれ出るきらめく白粉の涙。
高楼に上りても、危険な手すりには寄りかかるな。
草原の尽きる果てに春の山が連なり、
旅人はなおも春の山の彼方にいる。
原文・ピンイン
候館梅殘,溪橋柳細。
草薰風暖搖徵轡。
離愁漸遠漸無窮,迢迢不斷如春水。
寸寸柔腸,盈盈粉淚。
樓高莫近危闌倚。
平蕪盡處是春山,行人更在春山外。
草薰風暖搖徵轡。
離愁漸遠漸無窮,迢迢不斷如春水。
寸寸柔腸,盈盈粉淚。
樓高莫近危闌倚。
平蕪盡處是春山,行人更在春山外。
文献直訳
駅舎の梅は残し、渓橋の柳は細し。
草は薫り風は暖かくして征轡を揺らす。
離愁は漸く遠く漸く無窮にして、迢迢として断絶せず春水の如し。
寸寸の柔腸、盈盈の粉涙。
楼高くして危闌に近づきて倚る莫かれ。
平蕪の尽くる処是れ春山、行人は更に春山の外に在り。
草は薫り風は暖かくして征轡を揺らす。
離愁は漸く遠く漸く無窮にして、迢迢として断絶せず春水の如し。
寸寸の柔腸、盈盈の粉涙。
楼高くして危闌に近づきて倚る莫かれ。
平蕪の尽くる処是れ春山、行人は更に春山の外に在り。