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玉蝴蝶・晩雨未摧宮樹
英語詩訳(意訳)
夕立はいまだ宮苑の木々を打ち折らず、
あわれ、ものうげな葉はひんやりとした蝉をかかえている。
日は短く秋が訪れ、賦詠の思いふたたび愁いのきわみに触れる。
水時計は夜を延ばし、夢の魂はとどめがたく、
人はしずかに老い、風も月もともに冷え冷えとしている。
かつての隠された楽しみを思えば:
庭には土の上の苔、手すりには虫の網がかかる。
わけもなく、
鳴くケララが夜を乱し、
恨みはすてられた団扇につきまとい、
苦し笛の哀音は秋の蓮に近づく。
一つの笛が高楼に響き、
謝娘は涙を浮かべて風の中にたたずむ。
故郷の庭はすでに秋ふけ、むりやり酒と詩にひたろうとも、
遠く離れた雁の群れは、便りさえももたらさない。
青みがかった霞に隔てられて、
いまや香る絹衣の袖をまとうあの麗しい人は、誰とともにいるのだろうか。
あわれ、ものうげな葉はひんやりとした蝉をかかえている。
日は短く秋が訪れ、賦詠の思いふたたび愁いのきわみに触れる。
水時計は夜を延ばし、夢の魂はとどめがたく、
人はしずかに老い、風も月もともに冷え冷えとしている。
かつての隠された楽しみを思えば:
庭には土の上の苔、手すりには虫の網がかかる。
わけもなく、
鳴くケララが夜を乱し、
恨みはすてられた団扇につきまとい、
苦し笛の哀音は秋の蓮に近づく。
一つの笛が高楼に響き、
謝娘は涙を浮かべて風の中にたたずむ。
故郷の庭はすでに秋ふけ、むりやり酒と詩にひたろうとも、
遠く離れた雁の群れは、便りさえももたらさない。
青みがかった霞に隔てられて、
いまや香る絹衣の袖をまとうあの麗しい人は、誰とともにいるのだろうか。
原文・ピンイン
晚雨未摧宮樹,可憐閒葉,猶抱涼蟬。
短景歸秋,吟思又接愁邊。
漏初長、夢魂難禁,人漸老、風月俱寒。
想幽歡。
土花庭,蟲網闌干。
無端。
啼蛄攪夜,恨隨團扇,苦近秋蓮。
一笛當樓,謝娘懸淚立風前。
故園晚、強留詩酒,新雁遠、不致寒暄。
隔蒼煙。
楚香羅袖,誰伴嬋娟。
短景歸秋,吟思又接愁邊。
漏初長、夢魂難禁,人漸老、風月俱寒。
想幽歡。
土花庭,蟲網闌干。
無端。
啼蛄攪夜,恨隨團扇,苦近秋蓮。
一笛當樓,謝娘懸淚立風前。
故園晚、強留詩酒,新雁遠、不致寒暄。
隔蒼煙。
楚香羅袖,誰伴嬋娟。
文献直訳
夕立未だ宮樹を摧かず、可憐なる閒葉、猶ほ涼蟬を抱く。
短景秋に帰し、吟思再び愁辺に接す。
漏初めて長く、夢魂禁じ難く、人漸く老い、風月倶に寒し。
幽歓を思う。
土花の庭、虫網の欄干。
端無くも。
啼く蛄夜を攪し、恨みは団扇に伴い、苦しみは秋蓮に近づく。
一笛楼に当たり、謝娘涙を懸けて風前に立つ。
故園晩く、強いて詩酒を留め、新雁遠く、寒温を致さず。
蒼煙を隔つ。
楚の香羅の袖、誰か嬋娟に伴わん。
短景秋に帰し、吟思再び愁辺に接す。
漏初めて長く、夢魂禁じ難く、人漸く老い、風月倶に寒し。
幽歓を思う。
土花の庭、虫網の欄干。
端無くも。
啼く蛄夜を攪し、恨みは団扇に伴い、苦しみは秋蓮に近づく。
一笛楼に当たり、謝娘涙を懸けて風前に立つ。
故園晩く、強いて詩酒を留め、新雁遠く、寒温を致さず。
蒼煙を隔つ。
楚の香羅の袖、誰か嬋娟に伴わん。