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西河・金陵懐古
英語詩訳(意訳)
美しき麗水の土地よ、
南朝のかつての栄華を、今や誰が記憶するのか。
古都を取り巻く緑の山々は清らかな川を抱き、
髻を結った髪のごとく峰々が対峙する。
怒濤は寂しく独り立つ城を打ちつけ、
風をはらんだ帆が、はるか天の果てを通り過ぎていく。
険しい崖の木々は、
今なおうなだれるように傾き、
莫愁の小舟がかつて繋がれていたその場所に、
空しく深い緑の跡だけが残り、
霧が半ば崩れた城壁を沈めていく。
夜深く、月は銃眼のある城壁を越えて忍び来り、
私は懐旧の情に駆られて東の淮水を見やる。
酒旗が揺れ太鼓が響いた市街は、今いずこにあるのか。
ほのかに思いを馳せるのは、
かつての王氏・謝氏の栄えある門閥の邸宅街。
だが燕は、世の移り変わりなど知るよしもない。
ありふれた路地や民家へと舞い込み、
傾く夕陽の中、まるで興亡を語り合うかのように向き合っている。
南朝のかつての栄華を、今や誰が記憶するのか。
古都を取り巻く緑の山々は清らかな川を抱き、
髻を結った髪のごとく峰々が対峙する。
怒濤は寂しく独り立つ城を打ちつけ、
風をはらんだ帆が、はるか天の果てを通り過ぎていく。
険しい崖の木々は、
今なおうなだれるように傾き、
莫愁の小舟がかつて繋がれていたその場所に、
空しく深い緑の跡だけが残り、
霧が半ば崩れた城壁を沈めていく。
夜深く、月は銃眼のある城壁を越えて忍び来り、
私は懐旧の情に駆られて東の淮水を見やる。
酒旗が揺れ太鼓が響いた市街は、今いずこにあるのか。
ほのかに思いを馳せるのは、
かつての王氏・謝氏の栄えある門閥の邸宅街。
だが燕は、世の移り変わりなど知るよしもない。
ありふれた路地や民家へと舞い込み、
傾く夕陽の中、まるで興亡を語り合うかのように向き合っている。
原文・ピンイン
佳麗地。
南朝盛事誰記。
山圍故國繞清江,髻鬟對起。
怒濤寂寞打孤城,風檣遙度天際。
斷崖樹,猶倒倚。
莫愁艇子曾系。
空餘舊跡鬱蒼蒼,霧沈半壘。
夜深月過女牆來,賞心東望淮水。
酒旗戲鼓甚處市。
想依稀、王謝鄰里。
燕子不知何世。
入尋常、巷陌人家,相對如說興亡,斜陽裏。
南朝盛事誰記。
山圍故國繞清江,髻鬟對起。
怒濤寂寞打孤城,風檣遙度天際。
斷崖樹,猶倒倚。
莫愁艇子曾系。
空餘舊跡鬱蒼蒼,霧沈半壘。
夜深月過女牆來,賞心東望淮水。
酒旗戲鼓甚處市。
想依稀、王謝鄰里。
燕子不知何世。
入尋常、巷陌人家,相對如說興亡,斜陽裏。
文献直訳
優美なる土地よ。
南朝の盛事を誰が記憶するか。
山は旧都を囲み清江に沿い、髻のような峰々が相対して立ち上がる。
荒れ狂う波は寂寞として孤城を打ち、風を受けた帆はるかに天の涯を過ぎる。
断崖の木々は、なおも逆さに傾き倚る。
莫愁の小舟がかつて繋がれた場所。
空しく古い跡が深く青々と残り、霧は半ばの城塁を沈める。
夜深く月は銃眼のある城壁を越えて来り、心を楽しませて東の淮水を望む。
酒旗や祭りの太鼓はどのあたりの市街か。
ほのかに思い描く、王氏と謝氏の旧き近隣を。
燕はどの世であるかも知らず、
ありふれた巷陌や人家に入り込み、相対してまるで興亡を語るかのように、斜陽の中にある。
南朝の盛事を誰が記憶するか。
山は旧都を囲み清江に沿い、髻のような峰々が相対して立ち上がる。
荒れ狂う波は寂寞として孤城を打ち、風を受けた帆はるかに天の涯を過ぎる。
断崖の木々は、なおも逆さに傾き倚る。
莫愁の小舟がかつて繋がれた場所。
空しく古い跡が深く青々と残り、霧は半ばの城塁を沈める。
夜深く月は銃眼のある城壁を越えて来り、心を楽しませて東の淮水を望む。
酒旗や祭りの太鼓はどのあたりの市街か。
ほのかに思い描く、王氏と謝氏の旧き近隣を。
燕はどの世であるかも知らず、
ありふれた巷陌や人家に入り込み、相対してまるで興亡を語るかのように、斜陽の中にある。